遂にソフトバンクの音声通話付き格安SIMが登場しました。Y!モバイルを除くと業界初です。
今まではこんなこと思っていませんでしたか?
「ソフトバンクのiPhoneを使っているけど、端末そのままで安くならないかなぁ」
結論から言うと、日本通信の「b-mobile(S)」という格安SIMで実現できます。
ぼくはソフトバンクのiPhone6を使っています。毎月9000円くらい払っています。めちゃくちゃ高い・・・
iPhone6以前のシリーズはSIMロック解除ができないため格安SIMに変更できないのが難点でしたが、日本通信製品であればシムロック解除不要です。
もう「なんでSoftBankこんな高いんだよ!」と不満を抱く必要がありません。安価なAndroid端末のレビュー記事を見る必要もございません。使い勝手が不安で動作も不安、データ移行も大変そう・・・そんな不安に満ちたAndroid端末での格安SIMライフを過ごさなくて大丈夫です。
どうかソフトバンクのiPhoneを利用されている方は、本記事を最後までお読み頂き、ご検討頂ければ幸いです。
- ソフトバンクのiPhoneご利用中の方
- 特にiPhone6・5c・5s・5利用中の方!
- 携帯代をとにかく安くしたい方
ちなみに筆者のスペックは下記の通りです。
- ソフトバンクの「iPhone6s」→LINEモバイルへ切替済み
- ソフトバンクの「iPhone6」→本記事紹介の「b-mobile」に切替済み
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現状料金を確認(事前準備)
まずはどの程度コスト削減ができるかを確認。MySoftBankにて現状料金の調査。
iPhoneだとこのような画面が表示されます。
7月請求9167円。めちゃくちゃ高いですね・・・
金額だけじゃなくデータ使用量も確認。請求額の右下の「データ量」をクリック。
ちなみにぼくの場合日本通信にすると確実に3000円以下になります。
これだけ安くなるなら違約金(9500円)とかMNP転出手数料(3000円)とか、あまり気にならないですね。
※更新月(2年に1回)以外に解約するとほとんどの人が上記金額(合計:12500円)が発生します。
業界初はどこの事業者(MVNO)か
日本通信という企業。日本通信はMVNO業界では草分け的な存在となり、現在ではMVNEとしても活躍しています。
MVNEとはMVNOに新規参入したい会社を支援する会社です。難しいことはさておき、古くからMVNOとして事業を行っているためMVNEという役割を果たせます。
なぜ今までソフトバンク系格安SIMがなかったのか? ソフトバンクの回線を借り受ける料金が非常に高額だったため、採算が取れないことが最大の要因です。しかしここ数年、料金が非常に安くなってきました。
そのような背景の中、日本通信がソフトバンクから回線を借り受け、サービス提供を開始しました。それが「b-mobile(S)」です。
b-mobile(S)の特徴
- ソフトバンクの電波を利用
- ソフトバンクのiPhone・iPadをそのまま利用可能(シムロック解除不要)
- 通信費が半額以下とめちゃくちゃ安くなる
料金プランについて
料金プランは2種類あります。
「データ専用SIM」と「スマホ電話SIM」。データ専用SIMはその名の通りインターネット通信のみで電話はできません。スマホ電話SIMは皆さんがお持ちの電話として利用できるSIMとなります。全く別物なのでご注意下さい。それぞれ解説します。
データ専用SIM
データ専用SIMには「プリペイド方式」と「ポストペイド方式」がありますのでそれぞれ解説します。
プリペイド方式
初期手数料:0円
1GB(or 15日間):980円
7GB(or 25日間):2,980円
プリペイドは、利用開始日より有効期間を経過、もしくは利用可能データ量を消費した時点で、サービスが終了します。
要するに、15日間経過または1GBを使いきった時点、25日間経過または7GBを使いきった時点でサービスを利用できなくなります。それぞれサービス終了後2日後までにチャージをしていただくと引き続きサービスをご利用いただけます。
初期費用0円なので通信速度を確認してみたい!という方に最適ですね。
ポストペイド
初期手数料:3,000円(SIM代金込み)
【月額】
1GB:880円
3GB:1,580円
7GB:2,980円
30GB:4,980円
※途中解約の違約金ゼロ
実は他のMVNOに比べると少し割高です。利用用途としては過去にソフトバンクのiPadを解約して今は自宅でWi-Fi利用している方でしょうか。ぼくも両親に解約済みのiPadをプレゼントしたので、SIMをプレゼントをすると喜ばれるかもですね。
対応端末
データ専用SIMの対応端末は以下の通りとなります。
iPhone系
iPhone 7、iPhone 7 Plus
iPhone SE
iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus
iPhone 5c、iPhone 5s、iPhone 5
iPad系
iPad Pro
iPad Air2、iPad Air
iPad mini 4、iPad mini 3、iPad mini 2、iPad mini
iPad (第4世代)、iPad (第3世代)、iPad 2、iPad(初代)
最大の特徴はSIMロック解除が不要、これに尽きます。
スマホ電話SIM
それではお待ちかね?のスマホ電話SIMプランをご紹介します。
初期手数料:3,000円(SIM代金込み)
月額基本料金:2,450円(1GB) ~ 3,850円(5GB) ※この料金に国内通話5分以内かけ放題が付いています
スマホ電話SIMの料金は利用データ量に応じて決定します。
もう少し細かく見ていきます。以下の通りとなります。
1GBまで:2,450円
2GBまで:2,800円
3GBまで:3,150円
4GBまで:3,500円
5GBまで:3,850円
※5GBに達した場合は、上り下りともに最大200kbpsに速度制限がかかります。
要するに、どれだけ使っても上限は3,850円ということです。(速度制限はかかる&通話料は別)
「あなたはどれだけのデータ量を使っているか把握していますか?」
実は6割弱は3GB未満という調査データもございます。
ここまでご理解頂けましたでしょうか。
続きまして通話料についてご説明します。
通話料について
「b-mobile電話」という専用アプリを利用すると、国内通話はどこに何度かけても5分以内は無料!5分経過後は30秒10円となります。アプリ外からの発信は無料通話対象外となりますのでインストール必須です。
SMSも利用可能!
スマホ電話SIMではSMSが利用できます。
※SMS:電話番号で文字メッセージを送受信するサービス
料金の詳細は下図あるいは公式サイト を参照ください。
SMS受信は無料となります。
オプションについて
下記の通り、各種オプションが準備されています。
割込通話:200円
グループ通話:200円
ナンバーブロック:100円
留守番電話:300円
必要に応じて申込の上ご利用可能です。
違約金について
2017年8月現在、最低利用期間と解約金はございません。
通常携帯電話は2年縛りが大前提なのでとても良心的です。節約して新しい端末を購入した際、さらに安い格安SIMにいつでも乗り換えができます。
対応端末
スマホ電話SIMの対応端末は下記の通りとなります。
iPhone 7、iPhone 7 Plus
iPhone SE
iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus
iPhone 5c、iPhone 5s、iPhone 5
iPhone4s以前の端末は対応していませんのでご注意ください。
注意事項
簡単にですが、注意事項まとめておきます。
- テザリング利用不可
- iPhone 4s以前のマイクロSIM採用端末は利用不可
- クレジットカードでの支払いが必須(デビット不可)
料金シミュレーション
ソフトバンクの各プランの最安値は以下の通りです。
ホワイトプラン
必要最低限は下記組み合わせとなります。
- ホワイトプラン:934円
- パケットし放題フラット(7GB):5700円
- ウェブ使用料:300円
※通話料:別途、30秒20円
料金(合計):6934円
b-mobile(S)は7GBがないため、5GBは3850円。※11月時点で5GB以上のプラン有り。
差額▲3084円。
通話し放題ライト
必要最低限は下記組み合わせとなります。
- 通話し放題ライト:1700円
- データ定額(5GB):5000円
- ウェブ使用料:300円
※通話料:5分以内何度でも無料
料金(合計):7000円
通話し放題ライトの場合はデータ定額5GBしか選べません。
b-mobile(S)の5GBは3850円。
差額▲3150円。
b-mobile(S)はデータ量に応じて料金が決定しますので、利用量が少なければもっと安くなります。あくまで5GBで比較しています。
通話し放題
必要最低限は下記組み合わせとなります。
- 通話し放題:2700円
- データ定額(2GB):3500円
- ウェブ使用料:300円
通話料:かけ放題
料金(合計):6500円
b-mobile(S)の2GBと比較すると2800円。
差額▲3700円。
完全に同条件ではございませんが、概ね半額以下!
ここまで解説してお伝えするのは心苦しいですがb-mobile(S)へ変更すべきでない方も紹介しておきます。
- 通話し放題が必須
- データ通信量が5GBを大幅に超える
- テザリングが必須
この3つに当てはまる人は切り替えない方が良いかもしれません。自宅にWi-Fi環境を構築して回避できる人は是非検討下さい。
申込方法
データ専用SIMおよびスマホ電話SIM(新規)は既に公式サイトより申込可能です。
※番号そのまま(MNP)は8月22日よりサービスインを予定していますので、もう暫くお待ちください。
準備するもの
音声SIMの契約は免許証は必須となるでしょう。さらにMNPの場合はMNP予約番号も。その他は分かり次第追記します
ソフトバンクのMNP予約番号取得方法
MNP予約番号取得には下記の2種類があります。
- ソフトバンク(157)へTEL
- ソフトバンクショップにて払い出し
ぼくは以前TELで取得しましたが、引き止められた際は「格安SIMへ変更する」と伝えるとスムーズに取得できました。
MNP予約番号は発行日含め15日間しか有効期限がありませんのでご注意ください。有効期限経過しても再度発行すれば問題ないのでご安心ください。
最後に
ようやくソフトバンク系の格安SIMが登場しました。ドコモ回線、au回線の格安SIMと比較すると少し割高感は否めませんが、ソフトバンクからの回線貸出料も年々安くなってきていますので、今後同等価格でのサービス提供を期待します。
また料金以外のサービスもまだ充実にはほど遠いので是非積極的なサービス展開期待します。その為にも、ユーザー獲得は必須となりますので、是非皆様もご検討下さい。
最後に再度b-mobile(S)の特徴をまとめます
メリット
- ソフトバンクの電波を利用
- ソフトバンクのiPhone・iPadをそのまま利用可能(SIMロック解除不要)
- 通信費が半額以下とめちゃくちゃ安くなる
注意事項
- テザリング利用不可
- iPhone 4s以前のマイクロSIM採用端末は利用不可
- クレジットカードでの支払いが必須(デビット不可)
辞めといた方がいい人
- 通話し放題が必須
- データ通信量が5GBを大幅に超える
- テザリングが必須
あなたの毎月の通信費を削減する一助になれば幸甚でございます。
最後までお読みいただきありがとうございました。