PRESIDENTというと意識高い系のサラリーマンなら一度や二度見たことはあるだろう。
おそらくターゲットは30~40代のサラリーマン。いわゆるビジネス誌の位置づけ。
僕は3,4年程前は何度か購入した事あるが、最近たまたまコンビニで表紙を見かけ、
「え?こんなんやったっけ?」
と強い違和感を感じたので今年発売された分の表紙のみざっと眺めてみました。
結果、僕の抱いた違和感は正しかった。
その前にPRESIDENTの基本情報。
PRESIDENTとは
HPより抜粋。
1963年4月、日本で初めて海外提携誌(米国TIME Inc.発行『フォーチュン』誌)として月刊誌でスタート。ビジネスリーダーの指針となる経営戦略&自己啓発・ビジネスマーケティング情報・リーダー学・海外情報等を提供
引用元:プレジデント会社概要
2000年2月からは月2回発刊してるんですね。
では僕の感じた違和感を突き詰めて行こう。
まず当然だが表紙のキャッチコピーは一番伝えたいメッセージ。興味をひき、手に取ってもらうためにプロが必死になって考えているはず。
20代の僕はこのキャッチコピーに魅了され何度か購入した記憶がある。
ちなみに違和感を感じたキャッチコピーはこれです。
「マンガで学習 怒らない生き方」
違和感感じませんか?これ見て買いたくなりますか?って話。
僕が購入していた時のキャッチコピーは
- 「圧倒的に効率があがるEXCEL術」
- 「人を魅了するプレゼン術」
(あくまでニュアンスなので実際とは相違あります)
こんな感じだったと思う。読めば自分のスキルが高まるだろう感を凄い感じてました。
そんなイメージのPRESIDENTが「マンガで学習 怒らない生き方」ってつっこみどころ満載なワードですよね。笑
そもそも意識高い系のサラリーマンはプライドも高いはず。そんな人間が雑誌を開いた際にマンガだったら人目を気にしてみないでしょ。
(実際マンガが載っているかどうかは知りません)
僕は電車や喫茶店で雑誌を読んでいる人がいると、ついついどんな本を読んでいるのかなーとタイトルを見てしまいます。
で「怒らない生き方」ってのを見ると正直「この人よっぽど怒りん坊」なのかなーとニヤニヤして見てしまいます。
意識高い系のサラリーマンはそーゆーのめっちゃ気になるはずなので絶対人前で読まないですよね?活字離れへの配慮かもしれませんが、色々つっこみどころ満載ですわ。
雑誌って基本的にカフェや電車とかの隙間時間に見るもんですよね?その辺もっと考えた方が良いように感じます。
PRESIDENTの今年の表紙のキャッチコピーを並べてみた
- マンガで学習 怒らない生き方
- 毎日が面白くなる「哲学」入門
- 「上流」老後、「下流」老後
- 「超」ウケる言い方 入門
- ズルイ資料術
- 毎日が楽しくなる脳内革命
- 金持ち夫婦 ビンボー夫婦
- 「実家」の大問題
- すぐやる人、グズな人
- 嫌われる人はなぜ、嫌われるか?
- まったく新しいお金の貯め方
- 一流の勉強法
- お金に困らない生き方
- 人を動かすすごい心理学
- 病院のウラ側
- 金持ち父さんの「マナー」入門
- 100%人に好かれる雑談力レッスン帖
- 心を整える「禅・瞑想」入門
- まったく新しい「英語」の学び方
- 年収2000万のノート術
- 24時間の新法則
- 人に好かれる「見た目」術
- 2016年お金のいい話
- 「マイナンバー」儲かる人、大損する人
- 毎日が楽しくなる手帳術
・・・。
正直興味を惹かれるキャッチコピー全くないですね。
なんか「ビジネス誌」って言うよりマネー雑誌的な要素や精神論的な要素が強いキャッチコピー多くないですか。
こんなんで売れてるの?
買ってる人って買ってる自分に酔ってるだけじゃない?「おれ意識高いぜ」的な。
てことでPRESIDENTの売り上げ推移を調べてみた
参照元:【日本雑誌協会の公開データベース(雑誌各種データ> 印刷部数公表)】
2015年第1四半期をピークに右肩下がり。思った通り。
ピーク時が「366,167」で2016年第3四半期が「287,783」
ビジネス誌の中では圧倒的ではあるもののピークより僅か1年半で20%強のダウンってやばいですね。
ついでに2014年~2015年のキャッチコピーも見てみましたがやっぱ興味そそられる内容結構ありますね。例えば2015年。
- 実証:100%仕事がうまくいく「資料」の作り方
- 「EXCEL」大革命
- ピケティ実践講座
- 女性の口紅はなぜ赤いのか?
- etc
興味ある方はこちら。※タブで年代選択して下さい。
あとこういう著名な方が表紙に出てるのも良いと思いますね。
(まとめ)PRESIDENTから感じた事
僕は一般サラリーマンです。決してPRESIDENTをdisりたいのではなく、強い違和感から売上推移が気になったのです。この情報をどう活かすかが今後の僕の課題です。
情報を浴びるのが大事ではなく得た情報をどう活用するかが圧倒的に大事です。
ブログで言うとやっぱりタイトルの付け方の重要性をひしひしと感じます。雑誌のキャッチコピーと一緒ですよね。
一概に言えないが僕はある程度「世間と同じ目」を持っているのだろう。
自分の文書を客観的に見るのは相当難しいですがこだわっていきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!
んじゃまたっ!